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4つのポイントで理解する:リモートワークに向かない人の特徴と改善策

リモートワークを活用しているビジネスパーソン

 リモートワークは現代の働き方としてますます普及していますが、自己管理能力の欠如、テクノロジーが苦手、メンバへの信頼の欠如、DEIへの無関心、と言った要素がその成功を阻む大きな要因となっています。

 この記事では、リモートワークに向かない人の特徴と改善策について探り、それらの要素がいかに重要かを解説します。

リモートワークに向かない人の4つの特徴と対策

 リモートワークの普及が進む一方で、自己管理の難しさ、テクノロジーを扱えない、メンバへの疑心暗鬼、DEIへの無関心、といった理由からリモートワークに適応できない人も多く存在します。ここでは、リモートワークに向かない人の具体的な特徴を見ていきます。

1. 他者依存と監視の必要性

 リモートワークに向かない人の多くは、他者依存の傾向があります。彼らは、上司や同僚の監視がないとコミットメントが維持できず、まるで先生や親に見られて初めて勉強する子供のようです。自己管理ができず、他者の目に頼ることでしか仕事が進まないのです。彼らは、自身を律したりコントロールしてきた経験が少ないのかもしれません。
 ビジネスパーソンとして、自身をコントロールすることは基本です。Web上はもちろん、書店にも関連書籍が溢れかえっているので、学ぶことは十分に可能です。

2. テクノロジーの活用が苦手

 リモートワークが成功するためには、テクノロジーの活用が不可欠です。しかし、テクノロジーに疎い人々は、その恩恵を受けることができず、結果としてリモートワークに向かないことになります。そして、自他ともにテクノロジーが活用できない前提で、短絡的にリモートワークを否定します。
 リモートワークでは、適切なテクノロジーの利用が求められます。技術的には高度かもしれませんが、扱うために高度な理解や知識を必要とするものではありません。テレビやエアコンが、仕組みはテクニカルですが、誰にでも使えるのと同じです。これを理解し、活用できることがリモートワーク成功の鍵となります。

3. メンバへの信頼の欠如

 リモートワークに対して懐疑的な人々は、他のメンバがサボっていると決めつけがちです。これは、自分以外の人々を信頼できないという問題に起因します。リモートワーク環境では、メンバ同士の信頼関係が非常に重要です。信頼がなければ、リモートワークはうまく機能しません。
 信頼関係を築くまでは、朝や夕方などの10分間でもよいので、短いデイリーミーティングを開催するのもオススメです。この方法は、アジャイル開発では一般的な方法で、非常に良好なコミュニケーションと信頼関係の構築に効果的です。

4. DEI(多様性・公平性・包摂性)への無関心

 リモートワークに向かない人々は、DEIに(建前上は尊重していても、実は)無関心な傾向があります。彼らは、自分と同質の人たちが快適であればそれで良いという自己中心的な考えを持っています。
 リモートワーク環境では、DEIの理解と実践が不可欠です。これにより、より多様な視点を取り入れることができ、組織全体の成功に繋がります。

リモートワークの課題と未来

 リモートワークには多くの課題がありますが、それらを乗り越えることで、新しい働き方の未来を切り開けます。現状を正確に把握し、適切な対策を講じることが求められます。

自己管理能力の欠如が招く結果

 リモートワークは人類にとってまだ早すぎたのでしょうか?

 自己管理できない人々が一定数を占め、生産性が低下したと言い放つ企業も一部は存在します。企業や部門のトップ自身の感想から決めつけて押し付けた発信が、この傾向を助長しています。自己管理ができない人々が多いことが、リモートワークの生産性低下の一因となっています。これを克服するためには、個々人が自己管理スキルを向上させる必要があります。そして、この自己管理スキルは、実は、リモートワークか否かに関係なく、ビジネスパーソンとしてのベーシックスキルです。

テクノロジーが伴わず下火になったAIブームと似ている

 テクノロジーが伴わずに下火になったAIブームと同様に、人類の能力が伴わないリモートワークも進化に限界があるのでしょうか?
 だとすると、果たして、リモートワークの波は私が生きているうちに再来するのでしょうか?

まとめ:リモートワークに向けた自己管理の重要性

 リモートワークの成功には、自己管理能力、テクノロジーの活用、メンバへの信頼、DEIの理解と実践、の4つが不可欠です。この記事で紹介したリモートワークに向かない人の特徴と改善策を参考に、自分自身の働き方を見直し、より効果的なリモートワークを実現しましょう!

多様性を否定する出社回帰:今こそ考え直すべき5つの影響とは?

出社回帰と出社強制により仕方なく出社する人々

 昨今、企業経営における人的資本活用の考え方として近年注目されている「多様性(Diversity)」、「公正さ(Equity)」、「包括性(Inclusion)」という考え方から成り立つDEI(Diversity Equity & Inclusion)を重視する企業が増えています。しかし、その一方で、出社回帰を推進する動きもあります。出社回帰は、働き方の多様性を否定し、従業員一人ひとりの事情やニーズを無視する行動です。

 本記事では、DEI(Diversity Equity & Inclusion)を真っ向から否定する出社回帰の問題点と、それがもたらす影響について詳しく解説します。

1. DEIとは何か?

 DEIの基本的な概念を理解するために、多様性(Diversity)、公正さ(Equity)、包括性(Inclusion)の3つの要素を詳しく説明します。

  • 多様性(ダイバーシティ;Diversity):

    • 違いを尊重すること。
    • 性別、人種、年齢、障害の有無など、多様なバックグラウンドを持つ人々が共に働く環境を作ること。
    • 多様な視点や経験が集まることで、より創造的で革新的なアイデアが生まれます。
  • 公正さ(エクイティ(Equity):

    • 違いを踏まえた上で、最適な機会を確保すること。
    • 多様な人々のひとりひとりがより高いパフォーマンスを出せるように、それぞれに合わせた支援を行い、公平な土台づくりをしていくこと。
    • 公正な評価や報酬、キャリアの成長機会を提供し、差別や偏見を排除します。
  • 包括性(インクルージョン;Inclusion):

    • 違いを尊重するだけでなく、取り入れて発揮してもらうこと。
    • すべての従業員が自分の意見やアイデアを自由に表現できる環境を作ること。
    • 全員が組織の一員として受け入れられ、価値を感じることができる文化を醸成します。

2. 出社回帰がもたらす影響

 出社回帰がもたらす5つの影響について説明します。

1. 多様性を否定することで失われるもの

 出社回帰は、働き方の多様性を否定する行動です。例えば、子育て世代や持病を抱える従業員にとって、リモートワークは必要不可欠な選択肢です。出社回帰は、こうした個人の事情を無視し、従業員が仕事と生活のバランスを取るための重要な手段を奪うことになります。多様性を無視して、切り捨ててもいいのでしょうか?

2. 子育て世代の苦悩

 出社回帰が子育て世代にもたらす負担について詳しく見てみましょう。

  • 公私のシームレスさが必要:

    • 乳幼児を抱える保護者にとって、リモートワークは非常に重要です。突然の体調不良や緊急事態にも柔軟に対応できます。
    • リモートワークがあれば、急な子どもの体調不良や予期せぬ出来事にも対応でき、仕事と育児の両立が容易になります。
  • 始業・終業の時刻の制約:

    • 保育園や幼稚園、学童の送り迎えの時間に合わせて働く必要があります。リモートワークがあれば、これらの時間制約にも柔軟に対応できます。
    • 決まった時間に子どもを送り迎えする必要がある保護者にとって、出社義務は大きな負担となります。リモートワークが柔軟な対応を可能にします。

3. 個人の事情

 リモートワークが個人の事情にどれほど重要かを考えてみましょう。

  • 持病:

    • 例えば高度な技術力を持つ従業員でも、心身に事情を抱えている場合、リモートワークは唯一の働き方の選択肢となります。実際に私は、このような方を中心としたチームで成功したプロジェクトを経験しました。
    • 持病を持つ人にとって、リモートワークは必要不可欠です。出社義務は彼らの働き方を制約し、生産性を下げる可能性があります。  - 頻繁な通院が必要な従業員にとっても、リモートワークは非常に便利です。出社となると半日~終日の制約を生み出し、本人にも企業にもデメリットとなります。
  • 通勤ストレス:

    • リモートワークは通勤ストレスを減らし、時間を有効活用できる手段です。電車が遅れる(よくありますよね)、交通機関がストップして迂回する、そもそも本数が少ない、といった無駄や制約から解放されます。
    • 通勤中の事故やトラブルを避けられます。
    • 通勤費用を削減できるため、経済的な負担も軽減されます。
  • 精神的な健康:

    • リモートワークは、精神的な健康を維持するために重要です。ストレスの少ない環境で働けることが、生産性を向上させます。
    • 自宅でのリラックスした環境が、集中力を高めることができます。
    • 職場での騒音(過剰にキーボードを打つ音や大きな話し声など)、臭い(生乾きの臭いや靴下臭など)、無用な雑談(相手都合によるインタラプト)、などから解放され、職務に集中できます。

4. 家族の事情

 リモートワークが家族の事情にどれほど役立つかを見てみましょう。

  • 介護:

    • 介護が必要な家族を持つ従業員にとって、リモートワークは必要不可欠です。家族の介護と仕事を両立させるためには、柔軟な働き方が求められます。
    • 家族の介護が必要な従業員にとって、リモートワークは家庭内の緊急事態にも対応しやすく、安心して働くことができます。
    • 介護施設への送迎や日常のケアに対応できます。
  • 家族との時間:

    • リモートワークにより、家族との時間を大切にできます。家庭のイベントや行事にも参加しやすくなります。
    • 子どもがいる場合、関わる時間が増え、成長を見守る時間を確保できます。
    • 家族とのコミュニケーションが増え、家庭内の絆を強化できます。
  • パートナーのサポート:

    • 共働きの家庭において、リモートワークはパートナーとの役割分担を柔軟に調整するために重要です。
    • 家事や育児の負担をシェアできます。
    • 互いの仕事のスケジュールに合わせて調整が可能です。

5. 企業へのデメリット

 出社回帰は、従業員への負担だけでなく、企業にとっても大きなデメリットをもたらします。

  • 生産性の低下:

    • 多様な働き方を認めないことで、従業員の生産性が落ちる可能性があります。リモートワークを許可することで、従業員はより効率的に働けます。
    • 本来ならば働けるはずの従業員が、出社義務によって働けなくなる場合、企業全体のアウトプットが低下します。
    • リモートワークが可能な環境を整えることで、従業員の集中力とモチベーションを高められます。
  • 優秀な人材の流出:

    • 柔軟な働き方を提供しない企業は、優秀な人材を失うリスクがあります。従業員は、より働きやすい環境を求めて他社に移る可能性があります。
    • リモートワークを提供する企業は、求職者にとって魅力的な選択肢となります。
    • 従業員の定着率が向上し、長期的な人材育成に繋がります。
  • 企業価値の低下:

    • 多様性を認めない企業は、社会的評価が下がり、ブランド価値が低下する可能性があります。現代社会では、企業の社会的責任が重視されており、DEIを無視することは企業イメージに大きなダメージを与えることになります。
    • 多様性を尊重しない企業は、従業員離れが進むだけでなく、顧客や投資家からの信頼も失うことになります。
    • DEIを推進する企業は、社会的に責任ある企業として認知され、ブランド価値を高められます。

結論:DEIを尊重する働き方への進化を

 出社回帰は、DEIの理念を否定し、多様性を尊重しない働き方への逆戻りを意味します。企業は、従業員一人ひとりの事情を理解し、柔軟な働き方を提供することで、より公正で包括的な職場環境を作り上げる必要があります。今こそ、出社回帰を見直し、DEIを重視した未来志向の働き方を取り入れるべきです。

 この記事を読み終えたら、ぜひ職場でのDEIの重要性を再考し、出社回帰の影響について議論してみてください。多様な働き方を尊重することで、より良い職場環境を築いていきましょう。

ソウルでしか味わえない観光スポットと絶品グルメを紹介!

ソウルでのショッピングのイメージ

 韓国の首都ソウルは、歴史と現代が見事に融合した魅力的な都市です。この記事では、ソウルを訪れた際に絶対に外せない観光スポットと、食べるべき絶品グルメを紹介します。この記事を読めば、あなたもソウルの魅力を存分に楽しめること間違いなしです!

魅惑のソウル旅行ガイド

 ソウル観光では、歴史と現代の調和を感じるスポットが満載です。

 徳寿宮は市庁駅近くに位置し、美しい庭園と石畳の道が特徴で、歴史を感じながらのんびり散策できます。景福宮は壮大な建築と広大な敷地が魅力で、歴史を感じることができます。昌徳宮は自然と建築の調和が美しい場所で、後苑のツアーもおすすめです。宗廟は歴代の王と王妃を祀る神聖な場所で、静寂と厳かさが漂います。

 明洞はショッピング天国として知られ、手頃な価格のコスメやファッションアイテムが豊富です。東大門市場は深夜まで営業しており、多種多様な商品やストリートフードが楽しめます。大型ショッピングモールでは最新のファッションやグルメが楽しめ、ショッピング好きにはたまらない場所です。

 南山韓屋村では伝統的な韓国家屋を見学でき、韓国の歴史と文化を学べます。清渓川は都会のオアシスとして多くの人々に愛される美しい人工河川で、リラックスしたひとときを過ごせます。Nソウルタワーの展望台からはパノラマビューが楽しめ、夜景も絶景です。国立中央博物館国立民族博物館では韓国の歴史と文化に触れることができます。

 これらのスポットを巡ることで、ソウルの多様な魅力を存分に堪能できます。

parupuntist.hatenablog.jp

韓国ソウルで味わうべき15の絶品グルメ

 韓国ソウルでの食体験は、豊かな伝統とモダンな味覚の融合が楽しめます。

 まず、定番のキンパは、ごま油の香りが食欲をそそり、朝食に最適です。夜の定番である焼き肉は、牛肉や豚肉をキムチや葉野菜と一緒に楽しむのが醍醐味です。

 また、ボッサムプルコギは、韓国の家庭料理としても愛されています。参鶏湯は体調を整える滋養効果があり、デジクッパチャジャンミョンなどの庶民的な料理もソウルでしか味わえない逸品です。

 さらに、オジンオポックムナクチポックムなどの辛い料理も人気で、チヂミキムチチゲなどの鍋料理は冬にぴったりです。辛ラーメンも地元の味として親しまれています。

 これらの料理を楽しむことで、ソウルの食文化を存分に味わえます。

parupuntist.hatenablog.jp

まとめ

 ソウルは観光もグルメも楽しめる魅力的な都市です。宮殿や市場を訪れて歴史と文化を感じ、美味しい韓国料理を堪能しましょう。また、ショッピングや自然を楽しめ、訪れるたびに新たな発見があります。この記事を参考に、ぜひソウルの旅を満喫してください!

韓国ソウルで味わうべき15の絶品グルメ

韓国料理を食べる男女

 韓国の首都ソウル(서울)は、グルメの宝庫です。いつ訪れても新鮮で美味しい料理に出会えるこの街。私は累計2か月ほど出張でソウルを訪れ、その間に多くの絶品料理を堪能しました。初めての出張でも旅行でも迷わず楽しめる韓国料理を、私の経験をもとに厳選してご紹介します。特におすすめする15の絶品グルメを、ぜひ一緒に探ってみましょう!

キンパ

キンパ(김밥)  韓国と言えばキンパ(김밥)。キンパは海苔巻きで、キム(김)が海苔、パブ(밥)がご飯という意味。野菜たっぷりの具材とごま油の香る海苔が絶妙にマッチし、ボリューム満点でお腹も大満足です。

 ソウルでは、朝からキンパを楽しめるチェーンの専門店がたくさんあります。コンビニで買うよりも、お店で食べる方が断然美味しいんです。リーズナブルで、野菜キンパ(야채김밥)やプルコギキンパ(불고기김밥)など、メニューも10種類ほど揃っています。スープはおかわり自由なので、朝食にぴったりです。

 私がよく通ったお店は「ガマソッキンパ(가마솥김밥)」や「チャルススップルキンパ(찰스숯불김밥)」というチェーン店。テイクアウトもイートインも可能。広くはないですが小ぎれいな店内で、ファーストフードのような感覚で食べられます。それぞれ異なる風味を楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。

焼き肉

焼肉店(コギジプ;고깃집、または고기집)

 ソウルの夜の飲み会といえば焼肉です。牛肉(コギ;고기)や豚肉(テジ;돼지)をキムチ(김치)や葉野菜(イプチェソ;잎채소)と一緒に巻いて食べるのが定番。同僚たちと焼肉店(コギジプ;고깃집、または고기집)で夜遅くまで飲みながら美味しいお肉を楽しんだのは、最高の思い出です。

 韓国では、焼肉には焼酎(ソジュ;소주)、チキン(치킨)にはビール(メクチュ;맥주、麦酒)、の組み合わせで呑む、と韓国人の同僚が教えてくれました。チキンとビールの組み合わせのことをチメッ(치맥)と言います。

 また、ビールに(ショットグラスのような形の)焼酎グラス1杯~2杯くらいの焼酎を入れる「爆弾酒(ポッタンジュ;폭단주)」という飲み方もあります。焼酎(소주)とビール(맥주)なのでソメッ(소맥)とも言います。同僚によると、韓国のビールは度数が低い(4%くらい)ので、濃くしちゃうんだとか。私はそのままのビールも好きなので、味変する感覚で愉しみました。

ボッサム

ボッサム(보쌈)の肉と野菜

 ボッサム(보쌈)は、ゆで豚をタレにつけて生の野菜などで包んで食べる料理です。ボッサムは「包む」という意味で、その名の通り、豚肉を野菜で包んで食べます。タレは韓国味噌のひとつ「サムジャン(삼장)」で、これがまた絶品です。
ボッサム(보쌈)のタレとご飯

プルコギ

プルコギ(불고기)

 プルコギ(불고기;意味は牛肉の炒め物)とは、甘辛いタレで炒めた牛肉料理です。プル(불)は火、コギ(고기)は牛肉を意味します。仁寺洞(인사동)を散策中にふらっと入ったお店で食べたプルコギは、石釜でぐつぐつ煮えていて、すき焼きのような感じでした。

参鶏湯

参鶏湯(삼계탕)

 ある日、お腹を壊してしまったときに同僚に勧められて食べたのが参鶏湯(삼계탕)。滋養効果があるとのことです。白濁したスープがグツグツと煮える鍋の中に丸ごとの鶏が入っていて、その中には米が詰められています。あっさりした塩ベースのスープが身体に染み渡り、体調が良くなったのを実感しました。

 スープはしっかりとした味わいながらも、重すぎず、食欲がない日にもぴったりです。温かいスープで体が温まり、心もほっとしました。

デジクッパ

デジクッパ(돼지국밥)

 デジクッパ(돼지국밥)は、職場近くでランチに食べた一品です。デジ(돼지)は豚肉、クッパ(국밥)はおかゆを意味します。クッ(국)がスープ、パブ(밥)がごはんで、あっさり目のスープが身体を温めてくれます。忙しい日のランチにぴったりです。

チャジャンミョン

チャジャン麺(자장면、または짜장면)

 チャジャンミョン(자장면、または짜장면、炸醤麺)は、韓国の中華料理店の定番メニューです。韓国風にアレンジされたこの料理は、黒いタレが特徴で、チュンジャン(춘장、春醤)という韓国独特のタレが使われています。これを絡めた麺は、一度食べたら忘れられない味です。

チャンポン

チャンポン(짬뽕)

 チャンポン(짬뽕)は、韓国の中華料理店の定番メニューです。日本の「ちゃんぽん」とは全く異なり、韓国独自の料理になっています。辛いスープに麺が入り、野菜や海鮮がたっぷりと入っています。辛さと旨さのバランスが絶妙です。

オジンオポックム

ジンオポックム(오징어볶음)

 オジンオポックム(오징어볶음)は、イカの甘辛炒めです。オジンオ(오징어)がイカ、ポックム(볶음)が炒め物を意味します。甘辛いタレがイカに絡み、白ご飯と一緒に食べると絶品です。私が食べたお店は、濃厚なプルコギ(불고기)の上に旨辛なオジンオ(오징어)を乗せるスタイルでした。

ナクチポックム

ナクチポックム(낙지볶음)

 ナクチポックム(낙지볶음)は、小さなタコの辛い炒め物です。ナクチ(낙지)はタコの一種で、ポックム(볶음)は炒め物を意味します。職場近くの専門店で食べましたが、とても辛い味付けで、辛い物が好きな私でも驚くほどの辛さでした。しかし、その辛さが癖になります。

チュオタン

チュオタン(추어탕)

 チュオタン(추어탕)は、どじょうを煮込んだ「どじょう汁」です。チュオ(추어、鰍魚/鰌魚)が「どじょう」、タン(탕、湯)が「汁、鍋、スープ」を意味します。独特な味、香りがあり、好みがはっきりと分かれる料理ですが、滋養効果が高く、一度は試してみる価値があります。私がランチしたときは、どじょうのフライも注文して「どじょう」づくしでした。
チュオタン(추어탕)の店のどじょうのフライ

スンデグッ

スンデグッ(순대국)

 スンデグッ(순대국)は、スンデが入った熱々のスープです。スンデ(순대)は、豚の血やもち米、タンミョン(당면、唐麺;春雨のこと)、香味野菜などを混ぜ合わせたものを豚の腸に詰めてゆでる、もしくは蒸して作られる料理です。茶色または紫っぽい見た目で、独特な味、香り、触感が特徴。好みが分かれる料理ですが、一度試してみる価値はあります。

チヂミ

海鮮にらチジミ(해물파전)

 チヂミは、ソウル中心では전(ジョン)と呼ばれる韓国風のお好み焼きです。「부침개(プッチムゲ)」とも言われますが、ジョンが一般的です。慶尚道の方言でチヂミと呼ばれていますが、ソウルでは通じないこともあります。外はカリッと、中はもちっとした食感が楽しめます。ニラを使ったねぎチヂミ(パジョン;파전)、キムチを使ったキムチチヂミ(キムチジョン;김치전)、ジャガイモを使ったジャガイモのチヂミ(カムジャジョン;감자전)など、さまざまな種類があります。写真は、海鮮にらチジミ(ヘムルパジョン;해물파전)です。ヘムル(해물)は海産物という意味です。

 韓国の友人に聞いたところ、焼く音が雨音に似ていることから、雨の日によく食べるというエピソードもあり、風情を感じさせる料理です。市場や屋台で気軽に楽しむことができ、友人とシェアしながら食べるのもおすすめです。

キムチチゲ

キムチチゲ(김치찌개)

 キムチチゲ(김치찌개)は、辛くて美味しい韓国の鍋料理です。発酵したキムチの深い味わいと、豚肉や豆腐が合わさり、絶品のスープになります。白ご飯に大量の韓国海苔をまぶして、その上からキムチチゲをかけて食べるのが私のお気に入りの食べ方です。
キムチチゲ(김치찌개)と海苔ご飯

辛ラーメン(シンラミョン)

辛ラーメン(신라면、辛拉麺)

 辛ラーメン(신라면、辛拉麺)は、韓国で最もポピュラーな乾麺のひとつです。とある大学の学食に辛ラーメンのみのお店がありました。基本は市販の辛ラーメンを茹でて提供するだけですが、「もやし」や「かき卵」といったトッピングを選べます。「こんな食べ方をすると美味しいのか」という発見がありました。乾麺を茹でただけということもあり、非常に安いです。
 韓国のラーメンの付け合わせには、キムチ(김치)とたくあん(단무지)がお約束。もちろん付いてきます。辛ラーメン以外に海苔巻であるキンパ(김밥)もあったので、一緒に食べました。

まとめ

 ソウルで味わえる絶品グルメを楽しんで、韓国の文化に触れてみてください。私の体験を参考に、旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。美味しい料理があなたを待っています!新しい味覚との出会いが、旅の楽しみをさらに広げてくれるでしょう。

出社回帰の攻防と広がる溝:感情論で出社を強制する経営層と論理的に行動を選ぶ従業員

オフィスに行きかう人々

 2023年の春ころから、企業の経営層と従業員の間で、出社回帰の攻防が続いている。2024年になっても多様性を無視した強制出社の悲報が止まらない。

 この記事では、出社回帰の主な悲報や、その横暴に対する人々の意見に関してキュレーションし、考察した。

理由なき出社強制の痛々しさ

 かつてはリモートワークを推進していたはずの企業も、人がかわったようにリモート廃止に取り組み始める事例が発生している。しかも、論理的な廃止の理由は見当たらず、経営層が個人の感想を一方的に押し付けている傾向があるようだ。

人事評価による脅しと従業員離れ

 2022年からリモートワークを支持していた企業が方針を一転。手のひら返し、2024年3月に「リモートワーカーは昇進させない」と通達する暴挙に出た。
 やれやれ、といった悲報だ。

 馬鹿げた出社回帰(出社怪奇)は、日本だけでなく海外でも発生してるんだなと。
 また、出社させる理由が痛々しい。

「出社するとコラボレーションやイノベーションが起こる」

 2020年春のリモート後は「コラボレーション」できなかったんかい!リモート前は「イノベーション」とやらが、そこら中の企業でドッカンドッカン起こっていたんかい!
 ……んなわけねーだろ!

 と、ツッコミたくなる。
 リモート前後の違いを思い出せないのだろうか?
 今は2024年夏。経営層の記憶喪失にも程があるでしょ。4年前だよ?

 少なくともわたしの周りでは、リモート前と後で、何ら変わらない。「コラボレーション」は普通にできるし、「イノベーション」はそう起こらない。実はリモートかどうかなんて、まるで無関係なのだ。

 「出社させたい少数の経営幹部」と「在宅を希望する多数の従業員」という構図は世界で共通のようだ。
 人のまばらなオフィスでリモートワークするのも共通。
 本当に痛々しい。

 減給や非昇進を打ち出してまで、必死に出社させようとする。
 なぜそこまで……と呆れるくらいだ。

 在宅の快適さと問題のなさが世界中でバレてしまった今、いくら何を言おうと納得のいく論理的な出社の理由なんてない。
 だからこそ論理的な理由なく、短絡的に出社しろと、ただ命令するのだろう。
 出社によるメリットが具体なデータなどで論理的に示されない以上、もはや幼稚な感情論にしか思えない。

出社の強制と退職と

 実は、リモートワークは人事評価に影響すると脅すことで出社させようとした企業は、昨年2023年にもあった。まさに「原因と結果」と言える。

  1. Amazonがオフィス復帰のため従業員の一部に転居要請へ(2023年7月24日)
     出社回帰したいAmazonの愚行。
  2. AmazonのCEOがリモートワークを続ける従業員に「おそらくAmazonではうまくいかない」と警告(2023年8月29日)
     出社回帰したいAmazonの迷言。
  3. アマゾン従業員の退職が増加。理由の多くは「オフィス出社の強制」「人を大切にしない姿勢」(2023年12月11日)
     上述の愚行と迷言の結果。

2023年夏の悲報

 2023年の夏は、同様の悲報が相次いでいた。

「出社」か「在宅」か二元論と、それに基づく「ハイブリッド」

 「出社」か「在宅」か二元論と、それに基づく「ハイブリッド」という論調が目立つ。
 「協議して最適なもの主体的に選べる」といった「働き方の多様性」には触れず、おそらく認識していない。
 「多様性からの逆行と退行」だ。世界は進化できなかったのか?

働く人々の実態

 働き方の多様性への無自覚や無理解により、多様性を安易に否定し、全員一律を短絡的に強制する企業が続出している。厳密には「企業が」というよりは、その企業で権限のある一部の人間が、と言ったほうが良い。多様性を尊重するフリをしつつ、実は自分と異なる価値観の者やマイノリティーは軽視するという本音を、身をもって表明している。

理由なき出社強制の理不尽と退職増

 20代、30代、40代の女性ワーカーへの匿名ヒアリング結果。
 週5日出社に強制回帰。やはり会社からの明確な理由の説明なし。子育て中の従業員だけでなく10年超の中堅も離職。会社側のやめさせる意図さえ勘ぐる。
 皆が気づいてしまったリモートワークにパラダイム・シフトできない会社が「一時的」「特例」とみなそうとする浅はかさは、回帰に取り組む多くの企業で共通のようだ。

出社回帰したら半数以上は転職を考える

 日本全国の20〜65歳のリモートワーク経験者の男女1044名へのインターネット調査結果(2023年11月10日~13日に調査を実施)
 「リモートワークから出社に会社の方針が変わったら転職を考えるか?」というアンケート。
 「元の生活に戻るだけなので受け入れる」と(積極的か消極的かは不明だが)回答した人は43.9%と半数弱。つまり、56%の半数以上が「転職を考える」という結果だ。56%の意見を無視して、仮にリモートを廃止したら、それは愚行だろう。
 また、この56%の内訳も、「100%リモートワークがいいので転職を考える」の回答が12.3%、「出社とリモートワークが半々なら転職は考えない」の回答が25.5%、と、37.8%(約4割)は「出社率は半分未満」と回答していることになる。
 この結果から、当面はハイブリッドの風潮が続くのではと推測する。

デメリット(ストレス増と生産性低下)を受け入れての出社

 新型コロナウイルスの5類移行後に出社が増えた大企業のハイブリッド勤務者109名へのインターネット調査結果(2023年6月12日~13日に調査を実施)
 出社に意義を感じるのは7割超だが、出社の増加による“ストレス増”は8割以上。「生産性が上がらない」とした人も7割弱。
 つまり、出社の意義が、ただの感情論(へのお付き合い)に過ぎない鱗片が浮き彫りに。
 もし仮に意味なく出社しているのなら、せめて意味があるとでも思わなければ到底やってられない。単なる自己否定の回避。そんな心理も働いているのではと推察する。

子育て世代の葛藤と転職

 20~50代の男女1085人に対する2023年6月2日~18日のインターネット調査結果。
 自分が子育て中だった時代を思い返すと、本当に事情や気持ちがわかる。わたしの頃にリモートワークができていたら、どんなに公私とも効率が良く、どんなに両立できたことか!
 わたしは管理職だが、上から出社要請の波が来ようと部下には、無意味なら出社はやめてくれと、心から思っている。そのため、実際、部下に出社を強制することはない。
 しかし、同年代でも仕事一筋できた人たちは(具体な理由なく、それがいいという感情論で)出社させたがっている。

世の中の動向

 出社回帰に関する世の中の動向も俯瞰してみる。

リモート回数のゆるやかな減少

 2024年春の出社回帰について、大手~中堅のIT企業の動向。
 都内のリモートワーク実施率では、(従業員30人以上と母集団が小さそうなのは微妙だが)週3日以上のリモートが2022年2月が51.2%だったのに対して2024年2月は40.1%と減少。  測定時期が2点と少ないので傾向を語るには不十分な気もするが、リモート回数が以前より微減してのは実感と一致する。

理由なき出社への反発と離職

 アメリカで広がる出社回帰の風潮を懸念する記事。
 企業が求める出社回帰の理由はやはり感情論にすぎず、一部の人の一部の体験を誇張しているようだ。

ゆるやかな出社回帰の風潮

 23年5月に新型コロナウィルスが5類に移行したことを契機に始まった出社回帰の風潮は、いったん夏に緩やかになったことがある。
 その後も(おそらく企業幹部は様子を見ながら)緩やかに続いている。

参考情報

 「リモートワーク」、特に「在宅勤務」には生産性や地球環境の面でメリットがあるという報告もある。

リモートワークは生産性を損なうのか?(2023年10月3日)
 リモートワーク、特に在宅勤務で生産性が上がるという記事とその根拠。

常にリモートワークをしている人はオフィスで働く人と比べて二酸化炭素排出量が約半分という研究結果(2023年11月18日)
 在宅勤務は脱炭素にとても貢献するという記事とその根拠。

Will、Can、Must。あなたにWillはあるのか? 自己実現するための3つのアクション

Willのあるビジネスパーソン

 「Will」「Can」「Must」というフレームワークを知っていますか?この3つの要素をバランスよく活用することで、人生の目標をより明確にし、達成に向けた道筋が見えてきます。

 本記事では、それぞれの要素を詳しく解説し、自分の「Will」を見つけ出す方法をご紹介します。自分の目標を再確認し、より充実した人生を築きましょう!

1. Will、Can、Mustとは?

 「Will」「Can」「Must」は、個人の目標設定やキャリアデザインにおいて重要な要素です。リクルート社が提唱したこのフレームワークは、自己分析やキャリアプランニングに広く活用されています。

  • Will(やりたいこと): 自分が実現したい目標や願望。
  • Can(できること): 自分の強みやスキル。
  • Must(しなければならないこと): 業務上の目標や責任。

 この3つの要素を整理することで、具体的なアクションプランを立てやすくなります。

2. 3つの要素のバランスが重要

 「Will」「Can」「Must」のバランスを保つことで、モチベーションを高め、目標達成に繋げる方法を解説します。

2.1 バランスを保つことの重要性

 「Will」「Can」「Must」を均衡させることが、モチベーションを維持し、成果を上げるための鍵です。これらの要素が互いに補完し合うことで、やりがいを持って仕事に取り組めます。反対に、バランスが崩れると自己満足に陥ったり、義務感に追われることになります。

2.2 CanとMustで人気者になれるが、都合のいい存在に

 「Can」を発揮し「Must」を優先し続けると、様々な組織から引っ張りだこになり、一見すると人気者になれます。しかし、それは単に都合のいい存在として見られているに過ぎません。見せかけの達成感に溺れ、「Will」を見失ったまま過ごすと、後で「こんなはずじゃなかった」「何のために仕事をしてきたんだろう」と後悔することになります。

2.3 CanとMustからWillを探る方法

 もし「Will」が見つからない場合は、「Can」を発揮し「Must」を優先しながら、自分の「Will」を探す方法が有効です。定期的に自分のスキルや業務を振り返り、どこで自分の意志を発揮できるのかを考えましょう。

 例えば、自分が得意とするスキル(Can)を使いながら、与えられた責任を果たし(Must)、どのような自分になりたいのか(Will)を想像し、その実現に向けて動いてみることが重要です。

2.4 自分のWillを見つけて育てる

 自分の「Will」は、あなた自身のコアであり、それを見つけ、育てていくのはあなただけです。周囲の期待する「Can」と「Must」をうまく自分の「Will」と結びつけることで、魂のこもった自己成長が可能になります。こうして、地に足の着いた充実感を持ちながら、自己を発信していくことが重要です。自分の内なる願望を見出し、それを大切に育てていきましょう。

3. 次のアクションへのステップ

 「Will」「Can」「Must」を実践するために、具体的なステップを踏み出しましょう。以下のアクションを通じて、自己の成長を促し、人生の目標に近づけます。

3.1 自分のWillを明確にする

 自分の意志を明確にすることが、すべての第一歩です。目標を具体化するためには、自己分析が不可欠です。例えば、「メンバを管理して大きな仕事をする人になりたい」「高いスキルの技術者であり続けたい」といった「自分がどういう人になりたいか(ありたいか)」を分析します。この自己分析に基づき、「3年後にマネージャーになる」や「自分の目指す技術スキルを習得するために、今年度も1つの認定資格試験に合格する」といった具体的な目標を設定し、それに向かって計画を立てることで、自分の道筋が見えてきます。具体的な目標は、あなたの行動を導き、モチベーションを維持する大きな力となります。

3.2 CanとMustをリストアップする

 自分の能力(Can)と責任(Must)を整理しましょう。自分が何を得意とし、何を期待されているのかを明確にすることは、キャリアにおいて非常に重要です。

 例えば、「帰国子女で英語がネイティブレベル」「設計から実装まで一貫して遂行できる高いアプリケーション開発スキル」といった自分の能力(Can)や、「チームリーダとしてチーム内外のステークホルダと合意形成を図りながらプロジェクトを完遂する」「お客様とクイックに要件をすり合わせながらアプリケーションを実装し、素早く価値を提供し続ける」といった責任(Must)です。

 このリストアップを通じて、自分の強みを最大限に活用し、組織の中での役割をより深く理解できます。また、これにより、自分がどこで価値を発揮できるかが明確になり、さらなる成長のチャンスが見えてきます。

3.3 定期的に見直す

 自分の「Will」「Can」「Must」を定期的に見直すことが、持続的な成長を支えます。特に、日常の忙しさに流されることなく、自分の意志(Will)を振り返る時間を持つことで、目標達成への軌道修正が可能になります。このプロセスは、自分自身の成長を確認するだけでなく、必要な調整を行い、常にベストな状態で目標に向かうための助けとなります。

結論

 「Will」「Can」「Must」のバランスを保ち、自分の本当の目標を見つけ出すことで、より充実した人生を送れます。今日からこのフレームワークを活用して、自分の未来を切り拓きましょう!

勉強ができる人に変わる!5つのNG習慣と3つの成功テクニック

やる気のある学生

 勉強が苦手な人でも、適切なアプローチを取れば必ず成果を上げられます。私は高校受験、大学受験を経て、社会人になってからも資格試験の取得を続けています。大学受験のときから、医師や高学歴の著作者が書いたノートの取り方や脳に関する書籍を参考にし、効果的な勉強法を実践してきました。

 本記事では、勉強が苦手な人の特徴と、私が実践してきた勉強ができるようになる具体的な方法を紹介します。これを読めば、次の試験で結果を出せるようになるでしょう。

勉強が苦手な人の5つの特徴

 まずは、勉強が苦手な人に共通する特徴を見ていきましょう。これを理解することで、改善の第一歩を踏み出せます。

1. 長時間勉強すればいいと思っている

 勉強は時間ではなく質が重要です。理解したかどうかが本質で、理解しない勉強は、ただのうわべだけの一夜漬けと同じです。長時間勉強するとやった気になり偽の達成感を得るかもしれませんが、理解せずに時間をかけても頭に残りにくく、長い目で見れば徒労です。

 理解することを意識しなければ、いくら時間をかけてももったいないです。勉強の時間を確保することは非常に重要ですが、時間ありきでなく、理解することが大前提です。

2. アウトプットの訓練をしない

 勉強はインプットとアウトプットがセットです。問題を解く(章末問題、模試、問題集など)ことで、インプットの定着度合いや理解の欠落を確認できます。また、人に説明することで自分の理解を整理し、曖昧な部分を自覚できます。

 アウトプットを重視しないと、テストで点数に結びつきません。テストで点数につなげるには、アウトプットの訓練が必要です。

3. ひたすら暗記する

 理解という重要な過程を無自覚または軽視し、とにかく覚えようとします。英単語なら成り立ちや使うシチュエーションを理解せず、訳とスペルと読み方だけを覚えようとします。社会科では背景や流れを理解せず、人名や地名などのキーワードだけを丸暗記しようとします。理解できていないため、聞かれ方によっては答えられず、テストが終わるとすぐに忘れてしまいます。長い目で見れば時間の無駄です。

 理解が土台となり、暗記はその上に成り立つものです。土台がないと、いくら暗記しようとしても非効率です。暗記よりも理解が先です。理解は、キーワードを中心に進めていくため、理解すれば暗記する内容も減っていきます。

4. 字が汚い

 字が汚いと効率が悪くなります。テスト対策用のノートやワークブックは書くよりも後で読みかえす回数が圧倒的に多く、読みづらい文字はスピードを妨げます。また、間違えて覚える可能性があり、覚え直す必要が出てきます。テスト中も、汚い字だと不正解にされる可能性や計算問題で検算しづらくなるなど、良いことがありません。

 綺麗な字を書くことは、これらの非効率を防ぐため、トータルで見れば効率的です。綺麗な字を日ごろから書いて、綺麗に早く書けるように訓練するのがよいでしょう。

5. うまくいった人のやり方を取り入れない

 結果が出ない自分のやり方に固執していては、成長はありません。自分に合ったやり方を見つけるのは大切ですが、他のやり方を試そうとしないのは残念です。そのため、その次も同じように結果につながりません。自分では一生懸命やっている「つもり」でも、その「一生懸命」が残念ながら結果につながらないのです。

 うまくいっている人の意見を聞いたり、うまくいっている人の書いた方法の本を読んでみましょう。他の人の意見や方法を参考にし、必要に応じて取り入れることが、成功への鍵です。

勉強ができるようになる3つのヒント

 次に、勉強ができるようになるための具体的なヒントを紹介します。これを取り入れることで、あなたの勉強方法は大きく改善されます。

1. 一冊の教材を母艦にする

 一冊の教材を中心に、重要なキーワードや説明文は蛍光マーカーや赤ペンで目立たせ、自分用にカスタマイズしましょう。手を動かすことと色彩が脳への刺激になり、記憶が定着しやすくなります。教材に書かれていない情報や、自分にとって重要な補足事項や教材の行間を埋める情報を余白に書き込むことで、その教材があなた専用の万能書になります。教材を自分色に染め上げてください。あなたにとって一冊だけで完結するようになり、非常に高効率です。

2. 授業中に理解する

 授業中に内容を理解することが基本であり大前提です。授業の内容は授業中に理解することを心がけましょう。授業中にしっかり理解することで、後の勉強が楽になります。

 授業中に理解しきれない部分は教科書やノートに印をつけておき、後で先生に質問したり自分で調べたりしましょう。少なくとも8割ほど理解できていれば次の単元に進んでも問題ありません。

 手を尽くしても理解できない項目が残っても構いません。その時は印をつけておき、学生ならテストのタイミングなどの区切りで見直してください。単元が進むことで理解できることもあります。また、そのタイミングで聞いたり調べることで理解できる場合もあります。

3. わからなかった問題を理解する

 解けなかった問題は、問題集の場合は解いた後すぐ、テストの場合はテストが終わったその日のうちに教科書などを確認して理解するようにしましょう。後日、テストが返ってきたら、解説を読み理解を深めたり講師に質問したりします。ただし、手を尽くしても理解できない場合は保留したほうがよく、こだわりすぎると非効率です。

 わからないところに絞って理解に集中することは非常に効率的です。勉強ができる人の多くは、わからないところを理解することを地道に繰り返しているだけです。わからないところが理解できないままでは、わかるようになるわけがありません。「できない」を「できる」に変える努力を積み重ねると、「できる」に変わることの楽しさも感じられるはずです。

まとめ

 勉強ができるようになるためには、質の高い学習と適切なアウトプットが欠かせません。うまくいった人たちの知見を取り入れることも重要です。

 自分の知識をひとつの教材に集約する、授業中に理解する、わからないところを理解する、この3つのヒントかあなたをサポートします。

 今回紹介した3つのヒントを実践し、自分の勉強法を見直すことで、確実に成果が上がるはずです。さあ、実際にアクションを起こしましょう!