
韓国の首都ソウル(서울)は、グルメの宝庫です。いつ訪れても新鮮で美味しい料理に出会えるこの街。私は累計2か月ほど出張でソウルを訪れ、その間に多くの絶品料理を堪能しました。初めての出張でも旅行でも迷わず楽しめる韓国料理を、私の経験をもとに厳選してご紹介します。特におすすめする15の絶品グルメを、ぜひ一緒に探ってみましょう!
キンパ
韓国と言えばキンパ(김밥)。キンパは海苔巻きで、キム(김)が海苔、パブ(밥)がご飯という意味。野菜たっぷりの具材とごま油の香る海苔が絶妙にマッチし、ボリューム満点でお腹も大満足です。
ソウルでは、朝からキンパを楽しめるチェーンの専門店がたくさんあります。コンビニで買うよりも、お店で食べる方が断然美味しいんです。リーズナブルで、野菜キンパ(야채김밥)やプルコギキンパ(불고기김밥)など、メニューも10種類ほど揃っています。スープはおかわり自由なので、朝食にぴったりです。
私がよく通ったお店は「ガマソッキンパ(가마솥김밥)」や「チャルススップルキンパ(찰스숯불김밥)」というチェーン店。テイクアウトもイートインも可能。広くはないですが小ぎれいな店内で、ファーストフードのような感覚で食べられます。それぞれ異なる風味を楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。
焼き肉

ソウルの夜の飲み会といえば焼肉です。牛肉(コギ;고기)や豚肉(テジ;돼지)をキムチ(김치)や葉野菜(イプチェソ;잎채소)と一緒に巻いて食べるのが定番。同僚たちと焼肉店(コギジプ;고깃집、または고기집)で夜遅くまで飲みながら美味しいお肉を楽しんだのは、最高の思い出です。
韓国では、焼肉には焼酎(ソジュ;소주)、チキン(치킨)にはビール(メクチュ;맥주、麦酒)、の組み合わせで呑む、と韓国人の同僚が教えてくれました。チキンとビールの組み合わせのことをチメッ(치맥)と言います。
また、ビールに(ショットグラスのような形の)焼酎グラス1杯~2杯くらいの焼酎を入れる「爆弾酒(ポッタンジュ;폭단주)」という飲み方もあります。焼酎(소주)とビール(맥주)なのでソメッ(소맥)とも言います。同僚によると、韓国のビールは度数が低い(4%くらい)ので、濃くしちゃうんだとか。私はそのままのビールも好きなので、味変する感覚で愉しみました。
ボッサム

ボッサム(보쌈)は、ゆで豚をタレにつけて生の野菜などで包んで食べる料理です。ボッサムは「包む」という意味で、その名の通り、豚肉を野菜で包んで食べます。タレは韓国味噌のひとつ「サムジャン(삼장)」で、これがまた絶品です。

プルコギ

プルコギ(불고기;意味は牛肉の炒め物)とは、甘辛いタレで炒めた牛肉料理です。プル(불)は火、コギ(고기)は牛肉を意味します。仁寺洞(인사동)を散策中にふらっと入ったお店で食べたプルコギは、石釜でぐつぐつ煮えていて、すき焼きのような感じでした。
参鶏湯

ある日、お腹を壊してしまったときに同僚に勧められて食べたのが参鶏湯(삼계탕)。滋養効果があるとのことです。白濁したスープがグツグツと煮える鍋の中に丸ごとの鶏が入っていて、その中には米が詰められています。あっさりした塩ベースのスープが身体に染み渡り、体調が良くなったのを実感しました。
スープはしっかりとした味わいながらも、重すぎず、食欲がない日にもぴったりです。温かいスープで体が温まり、心もほっとしました。
デジクッパ

デジクッパ(돼지국밥)は、職場近くでランチに食べた一品です。デジ(돼지)は豚肉、クッパ(국밥)はおかゆを意味します。クッ(국)がスープ、パブ(밥)がごはんで、あっさり目のスープが身体を温めてくれます。忙しい日のランチにぴったりです。
チャジャンミョン

チャジャンミョン(자장면、または짜장면、炸醤麺)は、韓国の中華料理店の定番メニューです。韓国風にアレンジされたこの料理は、黒いタレが特徴で、チュンジャン(춘장、春醤)という韓国独特のタレが使われています。これを絡めた麺は、一度食べたら忘れられない味です。
チャンポン

チャンポン(짬뽕)は、韓国の中華料理店の定番メニューです。日本の「ちゃんぽん」とは全く異なり、韓国独自の料理になっています。辛いスープに麺が入り、野菜や海鮮がたっぷりと入っています。辛さと旨さのバランスが絶妙です。
オジンオポックム

オジンオポックム(오징어볶음)は、イカの甘辛炒めです。オジンオ(오징어)がイカ、ポックム(볶음)が炒め物を意味します。甘辛いタレがイカに絡み、白ご飯と一緒に食べると絶品です。私が食べたお店は、濃厚なプルコギ(불고기)の上に旨辛なオジンオ(오징어)を乗せるスタイルでした。
ナクチポックム

ナクチポックム(낙지볶음)は、小さなタコの辛い炒め物です。ナクチ(낙지)はタコの一種で、ポックム(볶음)は炒め物を意味します。職場近くの専門店で食べましたが、とても辛い味付けで、辛い物が好きな私でも驚くほどの辛さでした。しかし、その辛さが癖になります。
チュオタン

チュオタン(추어탕)は、どじょうを煮込んだ「どじょう汁」です。チュオ(추어、鰍魚/鰌魚)が「どじょう」、タン(탕、湯)が「汁、鍋、スープ」を意味します。独特な味、香りがあり、好みがはっきりと分かれる料理ですが、滋養効果が高く、一度は試してみる価値があります。私がランチしたときは、どじょうのフライも注文して「どじょう」づくしでした。

スンデグッ

スンデグッ(순대국)は、スンデが入った熱々のスープです。スンデ(순대)は、豚の血やもち米、タンミョン(당면、唐麺;春雨のこと)、香味野菜などを混ぜ合わせたものを豚の腸に詰めてゆでる、もしくは蒸して作られる料理です。茶色または紫っぽい見た目で、独特な味、香り、触感が特徴。好みが分かれる料理ですが、一度試してみる価値はあります。
チヂミ

チヂミは、ソウル中心では전(ジョン)と呼ばれる韓国風のお好み焼きです。「부침개(プッチムゲ)」とも言われますが、ジョンが一般的です。慶尚道の方言でチヂミと呼ばれていますが、ソウルでは通じないこともあります。外はカリッと、中はもちっとした食感が楽しめます。ニラを使ったねぎチヂミ(パジョン;파전)、キムチを使ったキムチチヂミ(キムチジョン;김치전)、ジャガイモを使ったジャガイモのチヂミ(カムジャジョン;감자전)など、さまざまな種類があります。写真は、海鮮にらチジミ(ヘムルパジョン;해물파전)です。ヘムル(해물)は海産物という意味です。
韓国の友人に聞いたところ、焼く音が雨音に似ていることから、雨の日によく食べるというエピソードもあり、風情を感じさせる料理です。市場や屋台で気軽に楽しむことができ、友人とシェアしながら食べるのもおすすめです。
キムチチゲ

キムチチゲ(김치찌개)は、辛くて美味しい韓国の鍋料理です。発酵したキムチの深い味わいと、豚肉や豆腐が合わさり、絶品のスープになります。白ご飯に大量の韓国海苔をまぶして、その上からキムチチゲをかけて食べるのが私のお気に入りの食べ方です。

辛ラーメン(シンラミョン)

辛ラーメン(신라면、辛拉麺)は、韓国で最もポピュラーな乾麺のひとつです。とある大学の学食に辛ラーメンのみのお店がありました。基本は市販の辛ラーメンを茹でて提供するだけですが、「もやし」や「かき卵」といったトッピングを選べます。「こんな食べ方をすると美味しいのか」という発見がありました。乾麺を茹でただけということもあり、非常に安いです。
韓国のラーメンの付け合わせには、キムチ(김치)とたくあん(단무지)がお約束。もちろん付いてきます。辛ラーメン以外に海苔巻であるキンパ(김밥)もあったので、一緒に食べました。
まとめ
ソウルで味わえる絶品グルメを楽しんで、韓国の文化に触れてみてください。私の体験を参考に、旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。美味しい料理があなたを待っています!新しい味覚との出会いが、旅の楽しみをさらに広げてくれるでしょう。