計算ミスって、誰にでもあるものですよね。特にテストの時に、「ああ、ここで間違えちゃった!」と後悔すること、ありませんか?
でも、計算ミスを防ぐためのコツがあるとしたらどうでしょうか?
さあ一緒に、効率的に正確な計算をするための方法を学んでみましょう!
1. 計算ミスの原因を知ろう
計算ミスの多くは、実は急いで雑に計算しようとすることから始まります。急いでいると、細かいところに目が行き届かず、ミスが増えてしまいます。だからこそ、まずは「丁寧にやる」ことが大切です。
2. 丁寧に計算するための基本ルール
丁寧に計算するためには、以下のルールを守ることが重要です。
2-1. 文字をきれいに書く
非常に重要です!
見やすい文字を書くことで、自分でも他の人でもすぐに確認できます。
文字が汚いと、四則演算の演算子や+-の符号が変わるなど、本当につまらないミスをします。
2-2 .式の変形は等号(=)を揃えて縦に書く
非常に重要です!
整然とした書き方で、次のステップが分かりやすくなります。
等号がそろっていると、右辺と左辺を整然と変形でき、後で見直すときもスピーディーにトレースできます。
2-3. 省略せずに1ステップずつ変形する
まずは着実に、1つずつ確実に変形してください。これによりミスを防ぎます。
また、こうすることで、変形のステップが頭にしみ込みます。
なお、後から見直すときにも、速やかに着実にトレースできます。
2-3-1. 1ステップずつの変形方法
次に、1ステップずつ計算を進める方法を具体的に見ていきましょう。
- 元の式をそのまま書く:
まずは元の式を正確に書き出します。
- 変形した式を書く:
次の行に1ステップ進めた式を書きます。
- 左辺と右辺をそれぞれ変形する:
慣れないうちは、1行で左辺を変形してから、その次の行で右辺を変形します。
最初は面倒でも手抜せず、着実に1ステップずつ変形しましょう。
2-3-2. 具体的な変形の例
以下に、各操作の具体例を示します。
※本質的には同じ変形であっても、見た目が異なるものは別の例として挙げています。
- 移項:
右辺と左辺の移項は、移項だけを行います。
- 同じ数を掛ける:
右辺と左辺に同じ数を掛けるのは、掛ける操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 同じ数で割る:
右辺と左辺に同じ数で割るのは、割る操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 同じ数を足す:
右辺と左辺に同じ数を足すのは、足す操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 同じ数を引く:
右辺と左辺から同じ数を引くのは、引く操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 両辺にマイナスをかける:
両辺にマイナスをかけるのは、マイナスをかける操作だけ(符号を逆転させるだけ)を行います。
- 分母と分子に同じ数を掛ける:
右辺と左辺の分母と分子に同じ数を掛けるのは、掛ける操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 分母と分子にマイナスを掛ける:
分母と分子にマイナスを掛けるのは、マイナスを掛ける操作だけを行います。
- 分配法則を使う:
分配法則で分ける操作は、分配法則だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 分配法則の逆(共通の数や文字で集約)を行う:
分配法則の逆操作で集約する場合は、集約だけを行います。
- 項目の順番を変える:
項目の順番を変える場合は、順番を変える操作だけを行います。(2つ目の式は慣れたら不要)
- 通分:
通分は、右辺だけ、または左辺だけを行います。
3. 訓練して早くなる方法
最初は時間がかかるかもしれませんが、丁寧に計算することを習慣にすることで、自然と早くなります。訓練を重ねることで、丁寧さとスピードの両方を手に入れられます。
訓練して早くなったら、初めていくつかの変形を同時に行ってもよいです。実際、「この変形は同時に行ってもわかる」という感覚が自分なりにつかめてきます。ただし、(テスト本番で終了間際の駆け込み解答でもない限り)同時の変形は必要最小限にし、基本的にはステップ・バイ・ステップで計算するようにしましょう。
4. 最後に
計算ミスを防ぐためには、まずは丁寧に、そして確実に計算することが大切です。この方法を取り入れることで、きっと計算ミスが減り、成績も向上するはずです。
練習していけば、きっと計算が得意になり、自信を持ってテストに臨めるようになります。がんばってくださいね!