こんにちは!
整理整頓が好きで、自宅や実家を片付けるときに整理整頓の考え方を整理したことがあります。
その中でも、最も基本中の基本となる行動は、使った物を「元の場所に戻す」という非常にシンプルな考え方でした。
正直、「元の場所に戻す」だけで片付けの半分は常時完了していると考えています。
そこで今回は、使った物「元の場所に戻す」ことの意義や方法についてご紹介します。
元の場所に戻すことの意義は?
まず少しだけ「元の場所に戻す」ことの意義について話をします。
つまり、そもそもなぜ、使った物を元の場所に戻した方が良いのかという話です。
よく普段は散らかし放題にして、何かのタイミングで時間を確保してお祭りのように片付けをする人もいます。
でもこれって快適ですか?
時間が無駄ではないですか?
このような片付け方では、次のような状況になります。
- 普段は散らかっていていつも不快な状態
- お祭りのように片付けしたタイミングでは快適
- でもまたすぐ、いつもの不快な状態に戻ってしまう
つまり、快適な時間はごくわずか、不快な時間が圧倒的に長いのです。
また、時間を取って片付けをするその時間は、他のことは何もできません。
せっかくまとまった時間が確保できたのに、「片付け」などという何も生み出さない時間に消費してしまうのです。
これって、すごくもったいないことだと思いませんか?
まとまった時間をせっかく取れたのなら、知的な活動や生産的な活動などもっと有意義に使いたいと思いませんか?
この記事を読み、ほんの少しいつもの過ごし方を見直すだけで、誰でも簡単に快適な時間を長くできます。
まとまった時間を片付けに消費することもなくなります。
限りある人生で、快適で有意義な時間の割合を増やせるのです。
元の場所に戻せないハードルとそれらをクリアする方法とは?
次に、使った物を元の場所に戻せないハードルとそれらをクリアする方法をご説明します。
「元の場所に戻す」
誰でも簡単に理解できますよね。
子どもの頃に教えられた経験があるかもしれません。
ですが、実際にやるとなるとうまくいかないこともありませんか?
その理由としては次のものが考えられます。
- (1) 物の置き場所を意識していない
- (2) 元の場所が決まっていない
- (3) 面倒くさい
もし、いくつか思い当たるところがあるようでしたら、すでにスタート地点にいます。
そして、これらのハードルさえクリアできれば誰でも簡単に使った物を元の場所に戻せるようになれます。
そこで、ひとつひとつのハードルの内容とそれらをクリアする方法について、一緒に考えていきましょう。
(1) 物の置き場所を意識していない
ものの置き場所を意識していないと、次のような状況になりがちです。
- そもそも物の置き場所に対して無関心で、故にあちこちでたらめに物を置いてしまう。
- その結果散らかって物がどこにあるかも分からなくなる。
どうしたら物の置き場所を意識できるようになるのでしょうか?
意識するためには、まず置き場所を決めることによるメリットを理解する必要があります。
メリットは2つあります。
- 片付けやすくなること
- 探しやすくなること
物の置き場所を決めると片付けやすくなります。
というのも、物の置き場所が決まっていれば、使ったあと「どこに置こう?」と考える必要もなく、単に戻すだけになるからです。
逆に、置き場所が決まっていないと「どこに置こう?」と毎回、同じことを繰り返し考えることになります。
これって、本当に不毛ですよね。
物の置き場所なんて一度決めれば何度も考える必要はありません。
こんなことに時間や頭脳を費やすのは、本当にもったいないことです。
置き場所の決め方は後述しますので、今はまず「そもそも置き場所を決めるということ自体が大切」という点を理解してもらえると嬉しいです。
物の置き場所を決めると探しやすくなります。
なぜなら、決めた置き場所を見るだけになるからです。
つまり、探し物がなくなります。
何かを探すという時間は、本当に人生の無駄です。
なぜなら、何かを探すことによって生み出せるものは何もないからです。
しかもきちんと整理してさえいれば探すという労力や時間すらも本来は要りません。
探し物は、本当に無駄としか言いようがありません。
探し物を繰り返すことで、もしかしたら「探すテクニック」なるものは身につく可能性はあります。
しかし、そもそも探せまでもない状態にしておけば必要のないテクニックです。
ということで、置き場所を決めることによる2つのメリットは実感できましたでしょうか?
- 片付けやすくなること
- 探しやすくなること
まずは、置き場所を決めよう!という気持ちになってもらえたら嬉しいです。
(2) 元の場所が決まっていない
物の置き場所が必要だということを意識できるようになりましたら、次は置き場所を決めてみましょう。
「はさみの置き場所は机の引き出しの中」
「菜箸やお玉はコンロの右下の引き出しの中」
といった具合に、物(主に道具)の定位置を決めてしまいます。
決めると言っても、ひとつひとつすべてを自分で決める必要はありません。
すべてをひとつひとつなんて、めちゃめちゃ大変ですよね。
私もそのようなことはやっていませんのでご安心ください。
ではどうするかと言うと、
- 他の人がいつも置く場所や、なんとなくいつもある場所、があれば、まずはそこを置き場所にする。
- そういった場所がない物については、自分で置き場所を決める。
といった始め方が簡単です。
そうすれば、自分以外の人たちの過ごしやすさも考慮しつつ、自分が決める範囲もミニマムでスタートできます。
また、法律ではないので、堅苦しくなく決めていいものですし、やりにくかったらすぐに変更しても大丈夫です。
そんな気持ちで、よく使う物や気がついた物から、住所不定の物たちの居場所をどんどん決めてしまいましょう。
こうすれば、他のルールと自分のルールとが自然に組み合わさり無理なく置き場所が決まっていきます。
どうでしょうか?
今日から簡単に始められそうではありませんか?
(3) 面倒くさい
使うときは必要なので気になりませんが、戻すのは必須ではないので、正直「面倒くさい」と感じるかもしれません。
たとえ置き場所が決まっていても、戻すのが面倒くさくてあちこち手当たり次第に置いていませんか?
面倒だと思うその一瞬が、今後の長い時間を不快な状態にしてしまうとしたら・・・ちょっとイヤですよね。
それに、面倒だと思っても、実は長くてほんの数十秒のことです。
ただその時、元の場所に戻すだけで快適な時間を維持できます。
逆に元に戻さなければ、いつも散らかったまま不快な時間を過ごします。
快適な時間が長いのと不快な時間が長いのと、どちらを選びますか?
当然、快適な方がいいですよね。
その快適さは、ほんのちょっとした心がけだけで簡単に手に入れられるものなのです。
しかもその心がけは全く難しいことではなく、理解する必要もないくらいに簡単なことです。
それは単に、使った物を「元の場所に戻す」こと。
ただこれだけです。
どうでしょうか?
始めてみようと思いませんか?
まとめ
今回は片付けの極意として元の場所に戻すということをご紹介しました。
そして元の場所に戻す快適な生活を始められる方法を一緒に考えてきました。
簡単にまとめると、
- いつもの場所に戻す
- いつもの場所がなければ決めて戻す
たったこれだけのことなんです。
いかがでしょうか?
もう始められそうですよね!
なお、断続でもいいので何日か続けていると、そのやる気が習慣化してきます。
習慣化になると、もはや「元の場所に戻さないのが気持ち悪い」という心境になり、放っておいても持続しますので、楽しみにしてください。
それでは「元の場所に戻す」だけの片付けで、快適な時間を長くし、まとまった時間を有意義に過ごしてください!