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高級ローラーボールペン「Acme」のリフィル(替え芯)を純正以外に交換!安くて高品質、太さも自在に!

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アメリカの高級ローラーボールペンAcmeをご存じですか?
世界の有名デザイナーと積極的にコラボレーションした美しいデザインのペン軸を特徴とするブランドです。

私は所持しており、とても気に入っています。
ローラーボール本体の重量感が、気持ちの良い書き味を生み出します。

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しかし、困った点が2つあります。

  • 純正のリフィル (替え芯) が、かなり高い (なんと800円!)
  • 太さが「太字」(0.7mm) しかない (細字が好きな私には困る)

そこで、純正品以外のリフィルを使えないか、いくつかのリフィルを試してみました。
結果、国産のローラボールペンやゲルインクペンのリフィルでAcme」にフィットする製品が2種類見つかりました。
インクのフローも良いですし、純正品よりも細字で、そのうえ安いので、私にとってはすごく快適です。

ということで今回は、Acme」にフィットする国産リフィル2種をご紹介します!

Acme」にフィットする国産リフィル2種

上述で私が見つけた「Acme」にフィットする国産リフィル2種を説明します。

「OHTO」社の「C-305 CERAMIC ROLLER REFILL」0.5mm

日本の老舗ペンメーカー「OHTO」社のリフィル「C-305 CERAMIC ROLLER REFILL」です。

C-305 Black C-305 Red

太さは0.5mmと、純正品の0.7mmより細いです。
価格も300円程度と、純正品(800円程度)より安いです。
私は赤色を使っています。
書き味が良く、発色もいいです。

ペン先のボールにセラミックを使用しているので、錆びることがありません。
また、水性インクですが非常に乾きにくい独自の構造を採用しています。

なお、本記事投稿時点では、公式ページに「欧州タイプのカートリッジと同規格ですが、当社の万年筆以外でのご使用はご遠慮ください。」と記されています。
文章前半の通り、同規格という点は裏が取れました。
ただし文章後半のとおり、「Acme」に入れる場合は自己責任になります。

なお、このリフィルは同社のローラーボールペン「LIBERTY」(1,000円程度)や「CELSUS」(1,500円程度)に採用されています。

LIBERTY CELSUS

実は「LIBERTY」を2本、持っています。
高級路線デビューとして「Acme」よりも前に購入しました。
高級路線のローラーボールペンの中では非常に安価ですが、程よい重さと滑らかな書き味が心地よいペンです。
ただ、「LIBERTY」はグリップ(書くときに持つところ)がゴム製なので、多少の経年劣化があります。
(ただし、数百円のペンのようにベタベタになることは、数年たってもありませんでした。)
今は「Acme」もありますが、たまに使用します。

「Pilot」社の「LP3RF」(「Juce up」シリーズのリフィル) 0.3mm~

日本の老舗ペンメーカー「Pilot」社のリフィル「LP3RF」です。

LP3RF Black LP3RF Red

価格は、なんと1本あたり100円程度です。安すぎる!
文房具屋さんや大型書店に行けば、ばら売りで1本から買えます。
店舗になければ、取り寄せできる場合もあります。

また、色は定番のブラック、レッドのほか、万年筆調のブルーブラックもあります。

なお、このリフィル「LP3RF」は、同社のゲルインクボールペン「Juce up」シリーズのリフィルになります。
「Juce up」の超絶なめらかな書き味が、まさに定評ある三菱鉛筆の「ジェットストリーム」を彷彿させます。
滑るように書けて、発色も良く、にじみもない、すばらしいインクとペン先です。
私は「Juce up」も「ジェットストリーム」の書き味も発色も大好きなのですが、ペン自体が軽いプラスチックなのが好みではありません。
そのため、「Juce up」のリフィルが「Acme」に入ってしまうなんて、私にとっては本当に夢のようです。

補足情報

補足的な情報を記します。

多少の微改造が必要な場合も (といっても少し端を削るだけ)

Acme」へのリフィルの入れ替えについて、基本的には無改造で入れてみて、入ればOKです。
ですが、「Acme」の形状によっては、多少の微改造が必要な場合があります。

Acme」のローラーボールには次の2種類があります。

  • 円柱形 (円柱のような形): Cylinder Type命名します
  • 葉巻形 (葉巻のような形): Cigar Type命名します

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※円柱形、葉巻形、は今回の分類のために私が勝手につけた名前です。

リフィルを交換巣には「Acme」のキャップを外して・・・
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グリップ(ネジ式)を回してペン軸を取り外し・・・
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リフィルを交換してペン軸を戻します。
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このとき、上図のようにピタッと元通りに戻ればOKですが、次のように少し隙間が空いてしまう場合があります。
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その場合は、少しリフィルの末尾 (プラスチック部分) をカッターなどで削ると入りました。
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なお、ペン軸の末尾にはバネ (spring)が入っています。
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無理に押し込みすぎるとバネが変形する可能性があります。
隙間があいてしまったら無理に押し込まず、リフィルを削るなどし、万が一それでも入らなければやめておいた方が良いです。

ちなみに私は、「円柱形」のローラーボールは無改造でリフィルを交換できました。
「葉巻形」のほうは、リフィルを多少削る必要がありました。
(「円柱形」と異なり端がすぼまって狭くなっているため、「葉巻形」は無改造だとリフィルが干渉してしまうようです。)

文具店や書店でリフィルを買うときは店員さんに聞くのがおススメ

文具店や書店でリフィルを買うときは、文具店や書店で買うときは店員さんに聞くのがおススメです。
なぜなら、店舗のペン売り場にリフィルを展示してあることはあまりないためです。
私の経験上、リフィルが置いてあるところは次の3カ所でした。

  • レジ裏や倉庫
  • 陳列棚の下の在庫引き出しの中
  • 該当ペンの売り場とは別の一角の、リフィル専用コーナー

そのため、大抵は店員さんに聞くのが早かったです。

まとめ

今回は、Acme」にフィットする国産リフィル2種をご紹介しました。
リフィルを交換できるペンは、文房具好きの私には愛すべき存在です。
デフォルトのインクがよければそれでOKなのですが、そうであってもなくても、いろいろな可能性を試せて、楽しいからです。
皆さんも「Acme」をお持ちでしたら、今回ご紹介したリフィルをチェックしてみてください!